ＰＯ　アークリー

アリン　Ｈ．テッドモン

アリン　Ｈ．　テッドモン


Ａｌｌｙｎ　Ｈ．　Ｔｅｄｍｏｎ


少年だった著者は、射撃雑誌に記事をかくヒーローをもつ今日の少年たちと何ら変わりなかった。
昔は、現在活躍しているライターと同じようなライター集団がいて、その中には７８歳になった
今も現役で活動するアリン　Ｈ．　テッドモンもいた。
まさに最後の古参の一人として、この本で彼のアイデアのいくつかを紹介することはふさわしい。

１８７８年にアリン・テッドモンの両親はニューヨーク州北部の先祖代々の家からコロラド州に移り、
そこで彼は１８８４年後半に生まれた。
彼の人生は、ニュージャージー州とニューヨーク州でプレップスクールにかよった数年間を除いて、
コロラド州とワイオミング州で過ごした。
彼はコロラド州Ａ＆Ｍカレッジを卒業した。
卒業の翌日、彼は古いＳ６牧場で月額２５ドルで乗馬の仕事についた。
当時の１ドルは１００セントの価値があり、現在の３０セントではない。

テッドモンは、お気に入りの牧場主の叔父からよく訓練され、
モンタナ州の故カウボーイ芸術家チャーリー・ラッセルの素晴らしい絵画に描かれているような、
カウボーイの厳しい生活と穏やかな生活のほぼすべてを経験した。
彼は常に銃器に興味を持っていたが、ブーツ、銀の拍車、上質な鞍、そして本物の馬を持っていた時代、
銃は道具であり、射撃は単なる付随的なものだった。
しかし、幼いころから木製のシカゴ空気銃でシマリスやネズミを狩っていたことから、
その魅力にとり付かれ始め、その後、ユース　コンパニオン製
プレミアム　コロンビア１０００ショット　モデルも購入し、ハトを殺したこともあった。
彼の最初の本物の銃は、３２Ｒ．Ｆ．スティーブンスで、その後、３２－４０口径、
サベージ　モデル　９９　３０３口径などが続いた。
１９１５年の春、彼は工場に、当時の驚異的なライフル銃である２５０－３０００サベージの
モデル９９を発注した。
これは、ワイオミング州に送られた最初の本格的な高速弾ライフル銃の一つという栄誉に浴した。
彼は、自分が強力なハンターだとか、キャンプ　ペリーのチャンピョンだとか主張しなかった。
実際、彼は生まれながらの自然保護主義者であり、１９２３年頃にコロラド州ではじまった
アイザック・ウオルトン　リーグに加わり、ＩＷＬＡダイヤモンド　サービスを授与された。
全米ワイルドライフ連盟の会員でもあり、非常に活発なライフルクラブとピストルクラブの
会員でもあり、ＮＲＡの終身会員でもある。

そのあいだ、彼はハンティングにかんする物語や自然保護にかんする記事を数多く執筆し、
毎年のアンチガン法案に反対して州議会で多くの反対派との戦いを主導した。
彼はウエスタン小説を多く執筆し、ジュニア向けアウトドアー小説もいくつか執筆した。
作家で銃器の専門家である故シャウンシー・トーマスは、彼の親友であり、アドバイザーの一人だった。

テッドモンは、子供たちや十代の若者たちにライフル銃の安全で効果的な使用方法を教えることに
深く関心を持っていた。
彼は、戦闘やゲームでの射撃を目的とした少なくとも三つの射撃コースを開発した。
これは、通常のＮＲＡブルズアイ射撃、高得点射撃プログラムに従い、大学院レベルのものだった。
これらは銃器雑誌に掲載されており、元々はテッドモンの息子、熟練した孫娘、および二人の幼い孫
によって射撃、テストされた。
このような訓練が不足していたために韓国で私たちが悲惨な損失を被ったことが、このプログラムの
開発のきっかけになった。

右目の視力を失っても、テッドモンと献身的な妻は毎年秋にディアー　ハンティングに出かけた。
彼は左目と左手を訓練するのに苦労してたが、レストを使った射撃、座っての射撃では、
右手と同程度にライフル銃を扱うことができた。
彼は、ハンドロードした２５０－３０００　サベージ、精度のよさ、ディアーに十分な威力、
そして、リコイルが少なく、銃口の跳ね上がりも少ない、この口径のライフル銃を好んだ。
彼はそれらのすべて、ほとんどすべてを試した。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　Ｐ．Ｏ．　Ａｃｋｌｅｙ